定期点検・メンテナンス
定期点検
エンジン部
快適空調を保証するために、
ガスヒーポン(GHP)には必ず定期点検が必要です。
なぜなら、ガスエンジンでコンプレッサを動かしているからです。
ガスヒーポン(GHP)の4000時間運転は自動車なら約20万Km走行したことになります。
点検と部品交換は4000時間毎に行います(メーカー及び機種ごとに異なります)
使用頻度により1年もしくは2年ごとの定期点検が必要になります。
エンジンオイルはガス種により交換時期が異なります。
右表の点検時期は一応の目安です。
使用状況に応じたより的確な対応のためにダイセンでは
毎年一回の点検をおすすめしています。
定期点検箇所
定期点検はエンジン、熱交換器、圧縮器等、外からは見えない部分に目を光らせ行なっています。
エンジン本体の点検
■運転状態の点検
■バルブクリアバランスの点検
■タイミングベルト及び玻璃の点検
エンジン潤滑系の点検
エンジンン燃料系の点検
■ガス配管系の点検
ガス配管系の取り付け状態やガス漏れをチェックします。
ミキサの取り付け、スロットルモータの作動状態をチェックします。
熱交換器の点検
■排気熱交換器の点検
■冷却水系の点検
■熱交換フィンの点検
圧縮機の点検
■圧縮機本体の点検
■冷媒配管の点検
■ベルトの点検
電気装置の点検
■イグニッションコイルの点検
■スタータモータの点検
■リモコンの点検
■コントローラの点検
そのほかの点検
■ファンモータの取り付け
■エンジンルームの点検
■冷却水ポンプの点検
■外観の点検
オプション点検(別途料金となります)
■室内機・室外機のクリーニング
通常室内機のフィルターはお客様ご自身による定期的な清掃をお願いしておりますが、長時間のご使用により室内機内部の熱交換器や室外機の熱交換器に汚れがたまりエアコンから悪臭がしたり、性能が落ちたりします。
こういった症状を防ぐためにクリーニングの実施をおすすめします。
メンテナンス(定期交換部品)
7種類の定期交換部品についての役割と定期交換の重要性をご説明します。
スパークプラグの交換
スパークプラグはエンジンの燃料室で1分間に1000回〜3000回以上の点火を繰り返し、しかも確実に添加することでエンジンの運転を安定させます。
スパークプラグは使用していくうちに性能が徐々に低下する消耗部品なので、定期的な交換が必要です。
エレメントの交換
エンジンへの吸入空気をきれいにしてエンジンを守るエレメントは、大気中のゴミやホコリの付着などで汚れたり目詰まりを起こします。
汚れたエレメントは吸入空気量を低下させることにより燃焼効率を悪化させ、エンジン性能を低下させるため、定期的な交換が必要です。
エンジンオイルの交換
エンジンオイルには各摺動面に油膜をつくり摩擦抵抗を低減する役割と、ピストンを冷却したり、エンジン内の錆を防いだり、汚れを除去したりといった様々な機能があります。エンジンオイルを長期間交換せずに使用すると、熱や酸化などによってオイルの性能が低下し、はなはだしい場合にはグリス状となりエンジンが損傷します。
エンジンを守り、エンジン本来の性能を維持するためにはエンジンオイルの定期的な交換が必要です。
タイミングベルトの交換
タイミングベルトが劣化したり、傷づいたりすると切れることがあり、エンジンが止まってしまいます。場合によってはピストンとバルブが干渉しエンジンを壊してしまう恐れもあります。大切なエンジンを守るためには定期的な交換が必要です。
冷却水の交換
冷却水の量が減少するとエンジンがオーバーヒートを起こし、停止してしまいます。
また、冷却水は徐々に変化するため、防錆能力が低下しエンジン内部に錆びが発生することがあります。エンジンの安定した運転のためには冷却水の定期交換が必要です。
オイルフィルタの交換
オイルフィルタの汚れが進むと目詰まりを起こし、エンジンオイルの汚れを除去できなくなります。そして汚れたオイルがそのままエンジン各部に送られると充分な潤滑ができず、クランクシャフトやカムシャフト、シリンダなどに摩耗を引き起こすことがありますので定期的な交換が必要です。
コンプレッサベルトの交換
コンプレッサベルトが劣化するとベルトが滑り、冷媒を圧縮できなくなるため、エアコンの機能が停止してしまいます。
快適な空調を行うためには定期交換が必要です。
洗浄工程
※スポット点検・修理・LP対応についてはお問い合わせください!!
配管内洗浄
ドレン配管・冷媒配管の洗浄も弊社にお任せください。
機器及び配管洗浄の必要性について
ドレン洗浄
ドレン水のトラブルには配管洗浄を
ドレン配管については、水漏れなどの支障が出て初めて措置を講じることがほとんどですが、衛生面からも定期的な洗浄が必要不可欠です。ドレン水のトラブル は、配管内部に発生したスケールやスライムが原因となって起こるため、ドレンパン清掃および空調機洗浄の際には、ドレン配管内部の洗浄も併せて行うことを おすすめします。
ドレン管洗浄前
ドレン管洗浄後
抽出されたスライム
オイル洗浄
オイル洗浄中
オイル洗浄後のフィルタ
フィルタ使用前(左)・使用後(右)