6月こそ点検を!エアコンの「試運転」で快適な夏準備 2018/06/06
いつもお世話になっております。
いきなりですが、夏場に向けての準備はできてますか?
近年、猛暑期間が年々長くなり、エアコンを使う時期も長くなってきていませんか?
いざ、エアコンのスイッチを入れた瞬間、”壊れた”なんて起こってしまったら
大変になるかと思います。
夏場は修理対応も混雑するので、今のうちに試運転を行い、
夏場の快適性をアップしていきましょう。
そこでエアコンのプロが正しい試運転方法をお伝えさせて頂きます。
試運転の方法は、とても簡単です。
①運転モードを「冷房」、温度を最低温度(16~18℃)に設定して、10分程度運転させる。
②冷風がきちんと出ているか、異常を示すランプが点滅していないかを確認。
③さらに30分程度運転し、室内機から水漏れがないかを確認。
④異臭や異音がないか確認。
ポイントは、外気温度が比較的低い6月に行うこと。
他の家電製品と同様に、試運転の必要性をなかなか感じないエアコンですが、
オフシーズン(使わない期間)直後に100%の負荷をかけて運転をすると、
思わぬ不具合発生につながることがあります。
さらに、エアコンの試運転は、室内機の運転確認のみでなく、
室外機の圧縮機の運転まで確認する必要があるとして、
サービスエンジニアからの「エアコンを人間の体に例えたアドバイス」を紹介します。
エアコン内部には、熱を吸収する冷媒ガス(体でいう血液)が流れており、
この冷媒ガスを圧縮機(体でいう心臓)が循環をさせていますが、
この冷媒ガスが、内部の循環回路を一巡しないと、運転したことにはならないからです。
また、室内機の水漏れなどの不具合発見に至るまでには、
この冷媒ガスの循環が安定し、室内機内部に結露水(体でいう汗)が発生するまでに、
30分程度の運転が必要です。室外への排水管から水が出てくるかを目安にしてください。
またオフシーズンに行うべきエアコンのメンテナンスは、
フィルターの清掃はもちろん、冷房使用後に発生するニオイの原因となるカビを予防するために、
「送風運転」などを利用して、エアコン内部を乾燥させることが大切です。
これは、オフシーズンだけというよりも、夏の間も普段からこまめに行っていただければと思います。
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